『残飯』×『格差』
何百層とある建物、1層の狭い空間に二人、上から限られた食事が運ばれてくる、一ヶ月ごとに階が変わる、そんな謎の実験が行われている施設のお話。
"CUBE"のように綺麗な着地点がある訳ではありませんが、なかなか世界観に入り込めます。
上の者の意見は通り、下の者の意見が通らない、社会階級、格差社会が分かりやすく表現されています。
最下層から頂点へメッセージを伝える事の難しさを、SFスリラーという形で表現された作品であり、それ以上でもそれ以下でもないので、伏線回収などの気持ち良さなどを期待してみる作品ではありません。
若干グロ描写もありますが、SAWとかと比べると全然なので、そういうのが苦手でも問題ないかと。
見終わった後、食欲が削がれる感覚も、食欲をそそられる感覚も、ある気がしたり、しなかったり。
明日はパンナコッタを食べよう。
未鑑賞で興味があれは是非🐈