TooruHirono

プラットフォームのTooruHironoのレビュー・感想・評価

プラットフォーム(2019年製作の映画)
3.5
プラットフォーム/2019年/スペイン

いろいろなワンシチュエーションスリラーを見てきたけど、これ、なかなかの作品、だってさ、食い物中心に奪い合うちょっと社会風刺を取り込んだエレベータアクションとかいえばいいのか。まー、斬新。

主人公ゴレンは目が覚めると48階と書かれた階層に。周囲をみるとビルのような同階に自分を含めて2人。中央には穴が開いていて、上の階から四角い台座が下りてくるのだが、その上には果物や料理、パンなど様々な食べ物がぎっしり置かれていて、上の階から順に食べていき、下層になるにつれてその食べ物がなくなっていく。同じ階にいる住人に聞くと、この建物は超高層タワーのような刑務所であり、1ヶ月過ごした後、毎月最後の日に意識を失い、目が覚めると別の階に移っていて1ヶ月はその階で過ごすことに。つまり下層に行けば行くほど、食べるものがなくなり、みんな飢えて死んでいく。もしくは同階の相手を殺して食べる。。。

この刑務所のようなタワーに入所するときは1つだけ好きなものを持ち込めるのもこのストーリーのポイント^_^。そしてちょこちょこ出てくる聖書になぞらえて表現される場面もなかなか興味深い♪(´ε` )

みなさんご存じの「キューブ」や「SAW」、結構、私が好きな銀行強盗系の「unknown」なんかが好きな人は、ぜひ見てほしい作品。

生き残る方法は食べること、最低限の量をね
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