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プラットフォームのnaoのネタバレレビュー・内容・結末

プラットフォーム(2019年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

まず非常にグロいですけど、大切なことを考えきっかけになるのでは。

ほんとうに、1番怖いのは人間。
上の者は下の者のことなんて知らないんだ。
必ずしも努力が報われたり、完全に平等である事なんてあり得ないと思うけど最低限の生活は守られるべきであってほしい。
(その最低限の基準がまた、難しいけど。)

たまに夕方のニュースで少ない年金で食費を切り詰めているお年寄りの姿や格安スーパー、節約術などと放送してるけど私はあれを観るたびにすごく悲しくなるんだよなあ。


さて。

あの台どうやって動いているんでしょ。

パンナコッタは誰の髪の毛がついていたのか?を0階層のおじさんがシェフ達に確認していたように見えた。
主人公たちの伝言は伝わったのだろうか。

上の者は耳を貸さず、下の者に話しかけてはいけない。
食糧はちゃんとあるのに、上の者が欲望のまま食べてしまうがために下の者に食糧は行き渡らない。
食べ残しを廃棄したり、食べ過ぎて病気になったり、食べ物がなくて困っている人たちもいる。
明日の自分がどうなるかわからないから、他者のことは考えない。
追い詰められたら、自分ならどうするのだろう。
子どもは未来への希望の象徴で、本当にはいなかったんじゃないかなぁと思った。


え?あれ?と思う謎もいっぱいありましたが、グロ大丈夫な人にはおすすめな映画。
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