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プラットフォームのmmmのネタバレレビュー・内容・結末

プラットフォーム(2019年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

資本主義社会への風刺。
斬新な設定。見たことない映像と展開に興奮した。
主人公はどう行動していくのか、読めない。ある種の純粋な正義感を持っているが、頭を狂わせながら生きるためにカニバリズムを冒す。
この社会を良くしようともがくが、
0階にはそのメッセージは届かない。
髪の毛ががあるから食べられなかった、そう勘違いして終わっている。最下層と思っていた、女の子も彼の幻想なのだろう。
0階にいる人間達はなぜ苦しでいるのか、なぜ殺し合っているのかさえ、その真実は分かっていないのだろう。

資本主義社会に生まれたものは、
自分の階層のことしか分からない。1月毎に入れ替わりもないし、他階層のことは分からない。生まれた瞬間に今後住んでいく階層はほぼ決まっている。

また、この映画ではその仕組みを理解している人間でさえ、間違っていると分かりながら、今の場所で自分の欲望を満たすことしかしない。人間の愚かさを描いている。

ラストは何も解決せず、明るい未来もない、カオスなままで終わる。主人公が解決しハッピーエンドで終わらなくて良かった。

少なくとも日本に住む限り、10階層以上にいるのだろう

主人公はタバコを止めるための半年間の隔離施設として、
1番目の同居人は殺人を犯したため、
2番目の同居人は元は施設の管理者でありながら癌になったため
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