ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像のkikkiのネタバレレビュー・内容・結末

街並みや風景、人物、画面の構図全てが絵画を観ているよう。誇示よりも謙遜を悟った老人は心穏やか（上機嫌と言う方が相応しい）で、窓から差す柔らかな光の中に召されていく。事業と金、信頼‥全てを失ったようでそうではない。そこには孫の未来が見える。ラスト・ディール。老人の財産は名画だけではない。