ふわふわ

ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像のふわふわのレビュー・感想・評価

3.6
Amazonがまたいい作品を薦めてくれました。

美術展に行くのが趣味な私にとってピッタリな題材だなと思い早速視聴。

美術商を営む老人はお客さんに値切られ、商売が上手くいってない。
そんな時あるオークションで“イリヤ・レーピン‘’の名画を見つけ…

商売で最後の一攫千金を狙う。
過程を孫に助けられながら、道を探す。
ここはサスペンスみたいだった。

‘’イリヤ・レーピン“はロシアの画家で‘’イワン雷帝とその息子‘’が有名。実際に観てみたい!
映画内の男の肖像も、繊細なタッチかつ厳しい感じがレーピンっぽいって思った。
(素人が適当な事言ってすみません…)

美術商の老人は審美眼のある人。
いいお客さんがついてるところをみるに真摯に商売してきたんだろう。
最後に一花咲かせてやろうという商売人気質はとても理解できる。

孫には商売の才覚がある。
孫がおじいちゃんと一緒のところを友達に見られたくないところは微笑ましかった。
審美眼は彼に受け継がれただろうか?

美術商を知れて勉強になったし、家族の話しは共感ができた。
美術品が身近な環境も羨ましかったし、敬意をはらわれてるんだなと思いました。
最後はとても悔しかった。泣いた。
でも希望はある。

フィンランドのキレイな街並みや絵画そして家族愛。私にとって掘り出し物の美術品のような映画でした。
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