売春婦として働くマリカ、ある日客に激昂した勢いで殺してしまう。列車で逃亡する途中、帰郷中の女性のヤナと出会う。
ヤナは何もないような片田舎の駅で下車する。マリカは行く当てがないのでひとまずヤナと同じ駅で降りて、ヤナの後をついて行った。初めはマリカの存在を煙たがっていたが、お互いの過去を話すうちに徐々に打ち解け、ヤナのある”目的”を果たすために行動を起こす...
大半が何もない田舎町が舞台となるので映像的には地味だし、ストーリーも暗く、起伏が少ないので退屈を感じてしまう人もいると思いますが、個人的にはこういう静かな田舎町を舞台にした映画は好きで、心が落ち着きます。
個人的なハイライトはヤナとマリカが車の中で音楽をかけながらお酒を飲み合うシーンですね。マリカに対してほとんど感情を出していなかったヤナがマリカに笑いかけるシーンがとても印象的でした。
ラストは胸がスッキリする終わり方で良かったです。