木下恵介で観た中で最も後年であるが、12年生まれの彼の、79年の作、なるほど
先日観た『絞死刑』とある種、並べられるものだが、こちらは全く終始引き込まれた
めちゃリアリズムでいて、情緒的というバ…
若山富三郎は殺人事件を追っているのに、どこか陰惨さに欠ける
木下恵介の好みなのだろうか、メロドラマに終始して辟易
松本清張みたいなものを作れと松竹から言われたのかもしれないが、嚙合わせが悪い
…
【1979年キネマ旬報日本映画ベストテン 第5位】
1978年に『中央公論』で連載された長編ノンフィクション「衝動殺人」を映画化した作品。主演の若山富三郎はこの年の男優賞を総ナメにした。また、この作…
主人公(若山富三郎)は一人息子(田中健)を通り魔に殺されてしまう。
生きる気力を失った主人公だが、同じような境遇の人が多くいるのを知り、妻(高峰秀子 )の協力を得て、被害者同士連携していこうと呼びか…
「被害者遺族を救え!息子を失った父親の執念の活動が、国を動かした!」 なんか、かつてのNHK名物番組『プロジェクトX』風のコメントになりましたが、実際にそんな作りなんです。
こういう普通の人々の魂…
このレビューはネタバレを含みます
実話に基づいたストーリー、社会を動かした映画。
元々母親役だった八千草薫が降板し、依頼された高峰秀子が代役をつとめたという。そして、この作品が高峰秀子の最後の映画出演作となった。
実話のもつ重み…