木下恵介で観た中で最も後年であるが、12年生まれの彼の、79年の作、なるほど
先日観た『絞死刑』とある種、並べられるものだが、こちらは全く終始引き込まれた
めちゃリアリズムでいて、情緒的というバ…
「被害者遺族を救え!息子を失った父親の執念の活動が、国を動かした!」 なんか、かつてのNHK名物番組『プロジェクトX』風のコメントになりましたが、実際にそんな作りなんです。
こういう普通の人々の魂…
木下晩年の力作。
もはや母を神聖化するルールは木下作品には存在しない。
ただ家庭を、モラルを汚す輩を消し去らんとする粛正ルールは以前として働いている。
本作がここまで力作たりえたのは、その輩は…
2021-121本目
丑三つの村、の時に教えていただいた作品。
若山富三郎の重厚な演技が、作品のテーマを考えると言い方が悪いかもしれませんが、とても心地が良かったです。
安心感というか、その中…
公開当時から社会問題化していた無差別殺傷事件を題材に、被害者家族の立法救済に心血注ぐ夫婦の物語。S 41年京浜工業地帯の零細鉄工場夫婦の26才1人息子が行きずりの見知らぬ男に刺されて殺される。相手は…
>>続きを読む行き付けTSUTAYA 木下恵介監督作品在庫最終作(笑)
通り魔殺人にあった息子の為に小さな市民運動から犯罪被害者給付制度立法成立の運動に心血を注いだ父親の当時の世状と同時進行のリアルタイムノンフ…