ブライアン

弥生、三月-君を愛した30年-のブライアンのレビュー・感想・評価

3.0
30年間の運命のいたずらからか、弥生ちゃんとサンタ君の気持ちがなかなか噛み合わない人生なのですが、それぞれが、二人の人生の中では未来を作り出す上で重要な出来事が起きているドラマでした。最後のあゆむ君をかばう弥生ちゃんの中学生の前でのタンカはカッコ良くて、今の子供たちだけではなく、ネットで無責任な発言をしている人たちにも聴かせたい言葉でした。最終的に監督が何を一番言いたかったのかは、私の頭の中では確信できませんでしたが、弥生ちゃんの友達を大事にする気持ちは忘れられません。ただ、最後のシーンで弥生ちゃんとサンタ君が『見上げてごらん夜の星を』を二人で歌ったのは残念でした。私としてはあそこは坂本九さんの歌そのものを流したシーンにしてほしかったです。そこだけが残念でした。
 
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