とある双子の実話を基にしたドキュメンタリー映画。
ある日の事故をきっかけに記憶を失ってしまった一卵性双生児の弟。母はおろか自分自身の事すら分からない彼にたった1つ残っていた記憶は双子の兄の事だけだった。
たまたま知れたけど見て良かった。
兄と弟、どちらの気持ちも痛すぎるほど分かる。ただあまりにも残酷な内容なだけに、こういった作品という形にする理由が途中分からなくなった。少なからずエンタメとして扱われてしまう事に抵抗などなかったのかと思ったりもしたけど、最後まで見てこれを見せるだけではなく見た人がいる事によって意味があるものだと理解出来た。
彼らの抱える辛さを共有しながらも、鎖で縛られるような強制的な呪縛ではなく、全てを救う優しさにこちらも助けられた。
ぜひ見てほしい。
