YuyaTakegawa

第七の封印のYuyaTakegawaのレビュー・感想・評価

第七の封印(1956年製作の映画)
4.0
ようやくU-NEXTのおかげで観ることが出来ましたw 難解と言われているが、意外とストーリーもシンプルで鑑賞しやすいなという印象。普遍的なテーマで古くも感じない。キリスト教、監督の人生の文脈から深掘りするとまだ味わえる部分もあるだろう。が、自分としては、己の外に真理を求める人、煩悩や妄言に振り回される己のない人、自己の知識や論理的思考をシニカルに抱える人、天真爛漫の無垢な人、それぞれの側に「死」が平等にある、というメッセージがその印象的なシーンの積み重ねと共に迫ってくる。良き映画でした。