sonozy

セオリー・オブ・アチーヴメントのsonozyのレビュー・感想・評価

3.0
ライティング/異様に明るい映像/演出が苦手な(笑)ハル・ハートリーの短編。
ブルックリンのウィリアムズバーグ。
不動産屋の男ボブは、彼女イングリッドの部屋を勝手に又貸ししちゃった模様。

キスしようとする男ビルを拒絶する分厚い本を朗読してるエリナ。「仕事を愛さねば、我々は労働に呑み込まれる。」と、やりたくない仕事を辞めてと告げバスルームに籠もる。

カフェにいたゴダール風?のサングラス男と彼の耳打ちを通訳のように話す相棒。カフェのウェイトレス。
ロト当てさせて〜♪と歌うアコーディオン弾き男とエキゾチックな彼女。

といった登場人物が一つの部屋に集まり、“Theory of Achievement(達成/成功のためのセオリー)”について語り合うわけではないんですが(笑)、作家になりたいらしいボブ、音痴だが作曲家になりたいビル…ブルックリンのボヘミアンたちのキャラが楽しい。

ハル・ハートリー作品を象徴する存在となる、短め前髪ぱっつんオカッパヘアのエリナ・レーヴェンソンのデビュー作みたいです。

まぁまぁ楽しめましたが、ライティング/異様に明るい映像/演出、やっぱり苦手(しつこい)。
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