沈黙する神と、対話する死神。
第七の封印てなんのこっちゃと敬遠していた今作だが、覚悟を決めて鑑賞。もうね、海岸で死神とチェスをするオープニングが心を鷲掴み。打ち寄せる波をバックに生と死が対話するシ…
シンプルながら強烈な死神ニキのビジュアルがで目に焼き付いて離れない笑。それはそうと、人間の業や社会の不条理に対するキリスト教信仰の妥当性を直接的でありながら寓話チックに示していて、特殊な作劇ながら唯…
>>続きを読むついにイングマールベルイマンの作品を見れた。静止した固定ショットの美しさと力強さは言うまでもない。オープニングのチェスシーンとラストの山のシーンが特に素晴らしい。
死神とチェス対決をするという奇抜な…
なぜ、『(500)日のサマー』(マーク・ウェブ監督, 2009年)のトムくんが死神とチェスをしたのかと言えば、ある季節を生きるときの失恋とは、死を意味するからということになる。
そして、フェデリコ…
十字軍遠征から10年振りに戻ってみたら故郷は黒死病で太平洋な事になっていて・・・という作品でした。
ベルイマンの詩的な映像の中で映える死神とのチェスシーン。
死神の存在感こそが本作最大の白眉です。…
キリスト教がもたらした災厄や神の不在、死を前にした人々の姿など深淵なテーマを感じるけども、個人的にはキャラの濃い旅のお供たちや(とくにヨンスの渋さ)、圧巻のラスト周辺の描写が特に良かった。
既知の…