ビクラムヨガは日本にもスタジオがあったぼくが余ヨガをし始めた頃から大きな街にはそのスタジオがああった。有名なホットヨガスタジオだった。そのヨガビジネスの創始者であるビクラムチャードリーにスポットを当てたドキュメンタリー。この手のドキュメンタリーと同様に意図的に恣意的に白黒を明確にして当人を悪人として演出する。善良で可哀想な被害者ドラマ男の風上にも置けない変態ヨガ講師。
エンディングありきの映画ほど面白くないものはない。水戸黄門や美味しんぼのようにそれが気持ちいいというのもわからないではないがヨガ業界の片隅にいる1人としては、あまりに一方的で全てにおいて彼は悪い奴として描くことに違和感を感じる。被害者の皆さんは騙されて彼の毒牙にかかったのは何故か？26のポーズと２つの呼吸で健康を維持できるその内容は一つも紹介されなかった。
持ち上げといて徹底的に落とすというキャンセルカルチャー。
あまりに俗物的に金持ちになりすぎたヨガ講師は果たしてぐると呼べるのか？
世界的な資産家を教祖の様に扱う人もいる。
結局そこまでビッグになれなかったのが彼の器と言うことだろう。
日本のヨガ界にもインドから来た怪しいグルもどきはいる。プチビクラムはそこら中にいるのだ。
こういう輩を生む土壌がヨガにはあるのかもしれない。
その辺を深掘りして欲しかった。
ラスト彼の法務をクビになった女性の弁護士の一方的な言い方に非常に違和感を感じた。
法のもとの平等などはさらさら考えてもいない。ほとんど人種差別者の様な彼女みたいな人には絶対に信用できない。
