コサカエリンギタイムスリープ

コンフィデンスマンJP プリンセス編のコサカエリンギタイムスリープのレビュー・感想・評価

3.7
人間の成長や関係性の変化を描くストーリーがメインで、コンフィデンスマンらしい伏線回収は弱めかなと思ってたけどラストに見事やられました。

エンディングも終わって、2年前の中国でだー子が言ってたアイデア「架空の跡取りを作って名乗り出た中で一番優秀な人に継がせる」が、今回のストーリーの全容になってたとは。
このときの北大路さんは、実の子どもたちを解放したいと思っていたのか、はたまたレースに参加させたかったのか。
後者だとしたら、竹内結子を使って嘘の手紙を渡したのが効いてくる。
1段階目の嘘(コックリが実の子ではない)が証明された時点で、柴田恭兵もそれ以上の検証をやめてしまっていたし、3兄弟を近くで見ていたダー子だからこそ書けたこの手紙のおかげで、何より欲しかった父からの愛をもらうことができたのだ。

今回のMVPは間違いなく柴田恭平。カッコ良すぎる。