麦「いまは何見てるの?」
絹「マスター・オブ・ゼロ」
絹ちゃん結婚してください!
ここまで完璧な日本映画は本当に久々というか、坂元裕二さんの脚本家としての凄さを改めて確認。
2015年〜2020年を舞台に様々なポップカルチャーを詰め込み、2人のラブストーリーが紡がれる。
運命的な出会いでも、障害を乗り越えたわけでもない。出会った相手と趣味が合い、意気投合。自然と恋に落ちていく様が、あまりにもリアル。
日本作品でここまで固有名詞が多いのに驚いたが、普段海外ドラマを見てる身としては凄く嬉しい。
映画好きを自慢する男が「ショーシャンクの空に」を推すのも、そのあと(2010年代を象徴する超糞映画の)「魔女の宅急便」がでてきたことも大爆笑。
ポップカルチャーを置き去りにして日本社会に流れる若者たちが行き着く先がパズドラなのには、なぜか腑に落ちてしまった。
タイトルからラストの展開は分かっていながらも、そのラストの演出に嗚咽が漏れるほど号泣。マスクの上の部分べちゃべちゃのままパンフレット買ったからドン引きされたかな。まるで過去の自分を見たかのような錯覚を起こしてしまった。