ミナリン

花束みたいな恋をしたのミナリンのレビュー・感想・評価

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)
5.0
圧倒された、今年ベスト
見た後に誰もが語りたくなる映画

推しも推されぬ主演のスター俳優2人のおかげで、ティーン向け恋愛映画のようなルックになってるけど、
ふたを開けてみると、なかなかどっしりくる倦怠期カップルモノに仕上がってる

倦怠期描写には分かりみしかなく、
秘密で重要な決断されて喧嘩したり、
セックスするときしかキスしないのとか、
「あー、分かる」と思いながら、どこかに自分を重ねてみてしまった
(当然ながら、絶頂期のふたりに自分を重ねることは困難)

ラストのカフェのシーンは多くの人に語られてるところだけど、
一番良かったのは、例の席に座ったカップルが退店しかけてからの「あ、いま何の本読んでるの?」という殺傷力の高いセリフ
あそこで菅田将暉が「(オイ、お前マジかよ😨)」みたいな表情するのが最高
これまでの描写でHPゼロなのに、追い討ちをかけてくる

小道具の使い方がうまい映画でもあって、
秋元康やパズドラといったアイコンが、ものすごく効果的に(いやらしく)使われる
ミナリン

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