このレビューはネタバレを含みます
若かりし日の甘酸っぱい感じを懐古させる雰囲気。おじさんはとうに忘れていた感覚ですね。今日の客層も10代女子が多そうでした。
菅田将暉さんと有村架純さんが素敵でした。キラキラしてた時期から徐々に価値観の変化やすれ違いギクシャクの時期まで２人の心情が伝わってきました。
なので、先輩が亡くなったあとのくだりも、それを説明する心の呟き（もしくは日記を読んで回顧するような台詞）はなくても、しっかり伝わったんじゃないかな、と思います。
特に重大な危機（恋愛ものにお決まりのライバル出現や誤解を招く事件など）はなく、比較的平坦に流れ、ただただ２人の心の動きだけを中心にストーリーが展開していくので、ここ主演の２人じゃなかったら、、、と他の俳優で当てはめて想像してみる。
で、この２人で良かったんだろうと、とてもしっくりきてます。アテ書きされたんでしょうかね。
一歩間違えると、大怪我しそうな展開や設定ですが、見事に２時間飽きることなく引き込まれたので、監督をはじめとした制作された方や主演の２人の力が凄いですね。
最後に少し出ていた清原さん、透き通ってましたね。素敵な俳優さんですね。
そして「マニアック」って言っておいてそれかよ、っていうイジリに、
私が麦と絹と同世代の大学生の時に公開されて映画館で観た大好きな映画名を使われてました笑。
たしかに、１ミリたりともマニアックではない。
