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花束みたいな恋をしたのminatsuのレビュー・感想・評価

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)
5.0
甲州街道沿い、調布まで電車で数分のところに住んでいるので、ここぞとばかりに調布で鑑賞。ちなみに初1人映画館。うってつけの作品でした。
何か参考になるかなと、悲惨な破局のラブストーリーを期待して観に行ったら、違ったので初めはそうでもなかった。なのに連日この2人のことを考えてしまっていた。この2人の世界観が好きだった。
まだこの2人がいる世界にいたいと、また調布まで行ってノベライズを買った。普段しないくせに、大切にしたいと思っていたこの映画の半券を栞にしたけど、なくした。

以下印象に残った点。
・初めて2人で居酒屋に入った時、麦くんが絹ちゃんの靴を下駄箱に入れてくれようとした段階で私のポイントカードは作られました。笑
麦くんの優しさ。私も好きな人にしてもらったな。
・見慣れている夜中の甲州街道オレンジの光。クロノスタシス。
・付き合ってすぐにセックス三昧になる。ふとした時に、した後の2人。とか思うのあるあるなんだなー。
・誰かの死って心を動かすよね。
・喧嘩の仕方が大人だな、怒りを抑えて冷静を装ってすぐ謝ってって、、でもそんな我慢が2人を離れさせたのかな。
・同期が結婚した〜の話の何かしてほしいことある?の内容が今まで2人でしたいと思ってやっていたこと、2人背を向けて思っていることが違ったところにもうだめなんだなって感じました。
・あのカラオケは最後のデートだったんだ…。素敵な表現。
・最後のファミレスで昔の2人みたいな2人に出会って…ってなった時、私だったら過去を愛しく思ってやっぱり結婚しようってなってしまうな。絹ちゃんどうして?って思ったけど、ノベライズの中にその答えになりそうなことが書いてありました。
・ブラジルのキャプテンのインタビュー、2人に言った言葉?笑
・再会した時も2人同じことを考えていて、こんなに気が合う2人が結婚できないなら結婚なんて無理だよと思った。
・今の大学生はコロナ禍で終電をめぐるこの感じ、経験できないんだよなーと思うと切ない。
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