2021年、映画館1作目
去年から、予告を見るたびに楽しみにしていた本作。ちゃんとムビチケ買って、ポストカードもゲットして鑑賞。
病気で余命が短いとか、すごい恋敵が現れるとか、そんな展開は無いけれど(というか無いからこそ)、リアルで、刺さる映画だった。
あんなに共通点が多かった2人も、麦くんが就職してから、少しずつすれ違うようになって、最後のファミレスのシーンでは、あぁ、もう最初の頃の2人の関係には戻れないんだな...と思い知らされる。こんなの、昔の恋とか今の恋とか、照らし合わせちゃったりしたら、絶対に大ダメージくらう人、いっぱいいると思う。
絹ちゃんのお母さんが、「社会に出るのは、お風呂に入るようなものよ」(=入るまでは面倒だけど、入ったら気持ちいい)と言っていたけれど、私は社会人4年目にして、どちらかというとこういう考え方になってしまっているので、ちょっと絹ちゃんが羨ましく思えたりしました。