ざまんごー

花束みたいな恋をしたのざまんごーのネタバレレビュー・内容・結末

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

前からやってるのは知ってたけどベタなやつかなーと思って敬遠してたけど、作家の友達に勧められて鑑賞。

どぅわー。大学時代の描写とかエモかった...。授業とかサボってずっと一緒にいる感じとか、同棲になだれ込んでいく感じとか。。しかも大学時代過ごした京王線が舞台だったしなんかむず痒かった。

なんかねー。描写がリアルだった。読む本が変わったり、心に余裕が無くなって今まで興味あったものに興味持てなくなったり。定義できないものが好きだったけど目に見える結果を求めるようになったり。本読んだり芸術に触れたりって結構精神力使うから、余裕がある時しかできないんだよな。想像力が無くなって、頭使わない単純なパズルゲームしか出来なくなる気持ちとかめっちゃわかる。
もう自分はそういう状態になりたく無いけど。

価値観って変わるものだし、どっちが悪いとかでもないし不可避なものだと思うんだけど。切ないねえ。あの時確かにあったものが消えてしまうっていう。
同棲始めた2人とかめっちゃ楽しそうだったな。羨ましいくらい。

麦が結婚(結果)を求めたがって、本質を見ようとする絹と理解しあえなくて、はああなんか歯痒かったな。けど2人ともまだ26とかだし、これからそれぞれ幸せになって欲しいとおばちゃんは思ってしまう。

メモで書いておくと、私的に麦にめっちゃイラッとしたのは絹が転職しようとした時めっちゃ否定されたこと。もう自分もいい歳だし自分の生き方がある程度定まってきたからそう思うのかもしれないけど、あんな頭ごなしに思い込みだけで否定されて」こいつ何様?」って思ってしまった。
私あんまそこまで強く映画でイラっとする事ないから何かが私の琴線に触れたんだろうな。

元々私も恋愛体質だから、あそこまでのベタベタな恋愛とか本当尊いわ(遠い目)。
ざまんごー

ざまんごー