百合ちゃん

花束みたいな恋をしたの百合ちゃんのレビュー・感想・評価

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)
3.6
麦くんの変わり方が残酷で寂しくて不安になってつらかった。しんどくなるって分かってたのになあ!

他の人のレビューで、麦くんは結局サブカルミーハーで、本当の意味でカルチャーを愛してなかったんだっていう意見を読んでなるほどなあと思ってしまいました。

人生を共に歩むということは、変化を受け入れることなのかもしれない。現に10年前の自分と今の自分は別人で、きっと今の自分と10年後の自分も別人なのだと思う。

変わるもの、変わらないもの、そのバランスが難しい。だから運命を言い訳に努力を怠るのではなく、ずっと2人で努力し続けていかないといけないのねきっと。

人生を共に歩む覚悟をするということは、その人の芯の部分を理解しようと努めて、まるごと愛すように努力することなのかも。そのためには、お互いが自分自身もまだ知らない柔らかくて弱い部分を自分の中に探って、それを相手に伝えること、つまり本当の心の繋がりを持つことを努力し続けることなのかもしれない。(むずぅ)

サブカルミーハー心をくすぐられる映画でした。