終始、坂元裕二さんの世界観が、リズムが、とても気持ちよかった。
きぬとむぎ、二人の気持ちの変化が、すごく伝わってきた。
5年間という月日の流れもそうだが、大学卒業や社会進出という大きな変化を経て、周りの環境が変わっていく。
むぎは、二人の時間を続けていくためにと、環境に合わせて自分を変えていく。
一方、きぬは、周りの環境が変わろうと、初めから変わらないままの二人で、時間を紡ごうとする。
初めは、同じ方向を見ていた二人が、いつの間にか、違う方向を向き始める。
どちらも、悪くない。
むぎの先輩の「社会性や協調性は、才能の敵だから気をつけろよ」というセリフが良かった。