Tsunayama

花束みたいな恋をしたのTsunayamaのネタバレレビュー・内容・結末

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

どうせありきたりな恋愛映画で菅田将暉と有村架純って…キラキラ系でしょ?
とあまり前情報いれず、この映画をモチーフにした歌がある、ことくらいしか知らず、その歌の歌詞もメロディは知ってるけど歌詞は深く知らん、程度の状態で鑑賞。

え、おもしろいんやが、と思ったら脚本、坂元裕二さんでしたか…!!!
そりゃツボにハマるはずだ…。

一歳の娘を見ながら鑑賞したもんだから、数時間かかった笑

麦くんと絹ちゃんが出会って居酒屋で楽しそうに話すシーン、夫と出会ってデートしてた時の頃を思い出してまず咽び泣いた笑
共通点が多くて、え〜運命やん🥺くらいに感情が昂ってホクホクとしたあの心が温かい感じ。

そこから楽しい日々過ごして…。

でも後半が、前半あんなに温かな空気感だったじゃまいか…ってなるくらい悲しくて。
あんなに仲が良くて価値観が合う2人だったのにいつのまにか自然とそうなるべくしてなってしまったかのようなすれ違い。

私は生活していくにおいて、どっちかっていうと、麦くんタイプだから、麦くんが絹ちゃんに向けて思った、いつまで学生気分なんだ?、はかなり切なく共感した。
でも絹ちゃんはあの頃のまま、仲良くって息があって麦くんと笑い合って共感し合えるあの空間が好きで、これからもそう暮らして行くとばかり思ってる、と言わんばかりの気持ちも凄くわかる。

そして絹ちゃんが、約束しても破られ続け、挙げ句の果てに、"じゃあ"と言われるあの感じや気持ちも、わかるわぁ😭と泣いた。

お葬式での2人の気持ちのすれ違いも、絹ちゃんサイドの気持ちがわかりまくりすぎる。

でもラストを見て、本当、タイトルの通りだと思った。
花束みたいな恋をした…。

久しぶりに、わーこれ好きだなって、思う映画観た。

あ、あと何気に小林薫さん出てたのが嬉しかった!笑
Tsunayama

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