このレビューはネタバレを含みます
結果的には面白かった
結婚を選ばず、別れを描いたところに大きな価値があったように思える。
序盤はフィクションぽくて懐疑的だった。想像だけど、一旦関係が走り出せばリアルっぽくしやすいけど、最初のきっかけは無から生み出すことなのでうまく描くのが難しいから?
あとは、正直どこまでがリアルっぽいのか区別つかない程度に、恋愛がフィクションの域に入りつつあるからというのもある。
関係を続けること自体がそもそも難しく、さらにそこから結婚となると残ったものしか辿り着けない狭い道なんだなと思った。
むしろ逆で、続かないのが普通なんだろう。
だからこそ、友人の結婚のシーンで「おめでとう」と言うことに納得感があった。
多くの人が辿り着けない結婚に到達したことへの祝福と賛美
付け加えるとしたら、個人的には「これからもがんばれ」もセットで言いたいところ(あまり言うべきではないだろうけど)
んで、永遠の愛とかのラブソング(一種のプロパガンダ)を現代も引きずってる部分があるから実は魅惑的な不倫がバッシングされやすいんだろうなと思ったり。
途中、菅田将暉が労働で頭やられておかしくなってて笑ってしまった。
労働がきっかけで別れていたら、たぶん良い意味でギャグ映画認定してたかもしれない。