会話におけるディティールの細かさはさすが。
音楽、小説、映画などのサブカルチャーの散りばめ方が、思わず頷いてしまうほど絶妙に"分かる"のだけど、それだけにいやらしくも感じる。
どうせこういうの好きでしょ?感。
自分たちは本当に芸術やサブカルに対して感度が高いと思っているけど実は無自覚なところで結構ミーハーでファッションな部分もある、という塩梅の"若さ"という意味では絶妙。
「いたいた、こういうやつ(あれ、自分か?)」
という感じ。
友人ら数人で部屋で鑑賞したので、
「この喧嘩、みんな経験ある」
「あれ、何かデジャヴだな」
なんて話しながら観るにはとても面白かった。