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花束みたいな恋をしたのmoeのレビュー・感想・評価

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)
2.7
サブカル気取りキチィ〜に限る(◞‸◟)作家や作品がマウントのために消費されているようで虚しいまでである。
2人は固有名詞をめまぐるしいくらいに連発しあって会話をするしそれを喜びとしているけど、知識は余るほどに共有しても、どうしてそれを愛するのか、それをみて何を感じたのか、もっと深いところでの共有をしようとはしなくて、そこで分かり合えたとしても自分とは違っていても、そんなことを知ろうとする、知りたくなるのが愛なんじゃないのって思ったな。ま、語り合えるほどの本当の情熱を持ち合わせてないんだろう?というぺらっぺらな感じ。
私的には2人の間に愛をみる瞬間は初めから一度たりとも無かったし、花束みたいでも、恋ですらなかった。
好きなものや思考回路、行動がこれだけ有り得ない程に同じでも、ただそれだけ。ただそれだけで付き合ってしまったのが浅はかだったね。の一言。自分みたいな相手を通して自分に安心したかっただけのことを、相手への想いだと勘違いしてはいけない。
ていうかパン屋さんが閉業してしまったときの返信もプロポーズもあんなの、どんな熱も冷めちゃうよ....
リアルに刺さるところをうまく描いている点が評価されるのは3歩譲って分かるけど、この映画を感動したとか好きとかいう人が一体どこに感動したのか何が好きなのか、わたしにはびっくりするほど理解できなかった。それはわたしが根本的に二人とは全然違う人間だからかもなと思ったりした。
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