二人の恋模様が丁寧に描かれていた。時間が経つと良くも悪くも人は変わってしまうものなのだなと思った。でも、会社で働き始めからの麦はまるで別人のように変わったので違和感が結構あった。好きな本や映画も見なくなり、昭和の父親のようなことを言い出すからかなり驚いた。
昔から仲良くしていた人が変わってしまって、寂しく思ったことは経験があるので絹の気持ちはなんとなくわかった。
変わってしまった人の変化を受け入れられなかったらもう別れるしかないと思う。
「人生は責任」という絹の親が言っていたことを麦まで言い出した時に、私はそれを聞いて「大変だなあ」と思ったけど、麦の後輩も同じことを言っていた。