人との「すれ違い」ってこういうことだよね、と腑に落ちた。
お互い悪気はなく、自分の価値観に沿って生きているだけ。
彼らは出会いのきっかけである趣味がぴったり一致しすぎて、まるでお互いの価値観までがかっちりと合っていると思っていた。
人と長くやっていくには、お互いの共通の関心ごとの多さよりも、価値観の一致が大事なんだなぁ。
趣味が同じって、共有はできるけど発見はなさそう。
彼らがちゃんと常識人で、相手への優しさも持ち合わせている故に、そんな彼らでも上手くいかないことがリアルで絶望的。
でも付き合いたての初々しい時期の2人は本当に幸せそうで、見ていて神々しかった。
脇役というか、もはや細部みたいな人物まで妙に顔のわかる俳優が演じていた。