"花束みたい"
何度かこの作品を鑑賞し、
筆者はその意味が分かったような気がする。主人公と同じ様に大学生活を送る筆者には共感できる部分が多かったように思える。
作中の2人は大学生の時に出会いそして付き合っていた。まだ社会を知らない2人にとって毎日がドキドキの繰り返しだったのだと思う。毎日が楽しくて、幸せでずっと一緒に居ることができるような気がするその気持ちは筆者にでも分かる。
しかし、現実はそう甘くはない。社会に出れば理不尽という壁にぶつかり、嫌なことが続く一方である。学生の頃のように上手く事が進まないのである。
社会というものを知り、自分の"やりたい事"と"やらなければならない事"をしっかりと分けて考える麦。
社会の中で自分の"やりたい事"を突き詰める絹の考えが合わないことはある意味必然なのであろうと思う。
ひとつの恋の形というものを見たような気がする。
良い作品に出会えた。