アキヒロ

花束みたいな恋をしたのアキヒロのレビュー・感想・評価

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)
2.6
何が良いかわからん。

●押井守に興奮した割に「押井守」の話をしない。
●「ショーシャンク」好きのリーマンをバカにする。
●ガスタンクに「一時期」ハマっていた(つまり今はハマっていない)

こういうのを見ていると
「押井守」を知っている、「ガスタンク」にハマれる「自分に酔ってるだけ」で、実際にはそんな思い入れもないような"ニワカ"のように感じてしまう。
それが不快だった。

「今村夏子の『ピクニック』を読んでも何も感じない人間」
「イヤホンをカップルが右と左を一つずつ聞くのはクリエイターへの冒涜」
そういう"押し付けがましい価値観"、全部うるさい。
そんなお前も『ショーシャンク』を見ても何も感じない人間なんでしょ?
イヤホン片っぽずつには物申すのに、『宝石の国』の二人同時読みはクリエイターへの冒涜じゃないの?各々のタイミングでめくれよ。
つまり「人のこと言えるの?」「どの口が言うてんの?」と思った。

カラオケ屋に見えないように工夫したカラオケ屋で騒ぐのは、たいていヤンキーに見えないように工夫したヤンキー…なら、
それを嘲笑う「人と一味違う自分を演出したいやつ」は、たいてい「ニワカに見えないように工夫したニワカ」。
アキヒロ

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