うさぎのみみ

花束みたいな恋をしたのうさぎのみみのネタバレレビュー・内容・結末

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ずっと見たかった。よかった。普通に。 
この物語はハッピーエンドだと思う。
大抵のこういう物語はどこから間違ったんたろうって悲しくなって涙が止まらなくなる。でもこれは大人になるってそういうことなのかなって思った。

それと同時に今の私は本当の恋愛が出来てないんだと思った。そんな私が分かったのは、この2人は永遠に2人を忘れないと思うってこと。ふとした時に思い出すんだと思う。

解説で見た題名の意味。1つ1つの思い出が一輪の花みたいに思い出だして、それが集まって花束になる。そんな恋。
イヤホンがBluetoothになったり、ファミレスの席が変わったり、靴が変わったり、お店が無くなって、ドリンクバーも飲まなくなって、ゲームも読む本も変わった。これは何も悪くない、ただ大人になっただけなんだよね。
この2人は数パーセントの人しか勝ち残れない恋愛に普通に敗北しただけ。そしてまた別の人と戦ってる。
多分大人になったのは麦くん。最後バロンをパーで勝ち取る。子供だった時には分からなかったことが今ではわかるんだね。

世間の討論に参加するなら、私はこれは異性と見ない方がいいと思う。ただ私はガスタンクを見るだけのデートでも、好きな人とならいいと思ってしまう。
あと、最後の音楽は皮肉みたいに明るいね。
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