正直、「花束みたいな恋をした」というタイトルがあまりにも肌に合わず評判良いのを知りつつ敬遠してた。が、おもしろかった。
なにものでもない自分が社会と向き合うときに意識的にも無意識的にも滲み出てしまう価値観の変容からのすれ違い。
全く同じようなことがあったので、個人史的な意味合いでも共感してしまう。
うーん、、逆にこの内容に実体験として共感持つ人がたくさんいるのだとしたら、これが大人へのステップ、で果たして良いのだろうか。学生から社会人への成り方にもう少し世の中として工夫できるのでないか、いや、やはりこの通過儀礼は必要なのか。
と、いういらんことまで想いを馳せることができる
良作。