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花束みたいな恋をしたのみのネタバレレビュー・内容・結末

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

ずっと見たいと思いつつ、いざとなると他の映画を優先してきて、満を持して見た。

序盤、それっぽい、狙った感じの言い回しにぞわ。これ絶対うち好きちゃうわ…て感じやった。
サブカル好きです!みたいな小物もちょいちょい出てきて、ぞわぞわ。

説明セリフが一通り終わってからは、引き込まれていった。
わざとらしい画角も無くなってきて、
最初のあれは、演出の一部やったんや!て気づいた。サブカル大学生を全力で表現してたからこそ、変わってしまったむぎくんがきつかった。

むぎくん、変わりすぎやろ。と思いつつ、大学1回生のときに、同期の男の子と「大学在学中に資格取って、いいところ就職したい。」「なんで?」「家族ができた時に、子供に苦労させたくないから。」って話をしたのを思い出した。まだ1回生で、自分は自分のことしか考えてなくて、それでも将来やりたいこととかちゃんと考えてて自分偉い!って思ってたのに、その人は自分の子供のこととかまで考えててびっくり。
こんな時代にあれやけど、やっぱり男として社会からの圧というか責任を感じてしまうもんなんかな。

別れると決めた後の、2人の距離感良かったな。
見はじめた時は、「絹ちゃんには麦くんしかおらんやろ、どうやって別れるねん」って思ってたけど、最後の方には、「麦くんも変わったし、絹ちゃんも変わったし、お互い他にいい人いるはずやわ。」って思ってた。変わらんかったら、相性ぴったりやけど、大人になるにつれ変わるもんやでなぁ。おんなじタイミングでおんなじ方向におんなじだけ変わるって、重要なんやなって感じた。

切ないけどリアル。物語に没入するくらい自然でかつ作品として引き込まれる映像でいい映画やと思った。
大衆受けの映画やしどうかなぁ〜と思ってたけど、人気なんには理由があるんや


あと、映画中何度も2人の鼻筋綺麗すぎやろって思っとった。
み