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静かなる男のokawaraのレビュー・感想・評価

静かなる男(1952年製作の映画)
3.2
モーリン・オハラがあまりにも物のように扱われるのが耐え難い。だからキスの合図をする突風にも石垣の割れ目の跳躍にも、ロマンチックや淫靡とは無縁の空々しさを感じてしまう。
最後は拳が解決したようだが、こうして因習は悪習として保存されていくのだろう。

家族制度に囚われながらも家具を手放せぬ皮肉は良い。
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