オーウェン

静かなる男のオーウェンのレビュー・感想・評価

静かなる男(1952年製作の映画)
4.0
この映画「静かなる男」は、ジョン・フォード監督が、両親の生まれ故郷であり、自身の心の故郷ともいえる、アイルランドを舞台に、ユーモア、ヒューマニズム、ロマンチシズムたっぷりに描いた、爽やかな作品だ。

試合で対戦相手を殺してしまったボクサーが、アメリカから故郷のアイルランドに帰って来る。
そして、美しく、勝気な娘に一目惚れして、うまく心を射止める。

しかし、乱暴者の兄貴が持参金を渡さない。
二人は、延々と殴り合いを続けて、仲良くなる。

悪人は登場せず、ユートピアのような美しい情景に満たされた、映画的魅力にあふれた、夢のような作品だ。
オーウェン

オーウェン