《その恐怖が快感に変わる》
フォロワーさんから教えていただいたこの作品。話題のミステリー映画ということもあり、U-NEXTで初鑑賞。
音楽を効果的に使っていて、序盤は独特の”世界観〟を感じ、薄気味悪さに惹き込まれていく…
アリ・アスター監督作品の”ヘレディタリー〟のような不気味さを助長する音楽の使い方が絶妙だ。
会話も少なく、シンプルな演出で観る者の想像力を掻き回す。
序盤のミステリアスな雰囲気から一転、中盤以降は現実的な展開になり、世界観が失われて普通のサスペンスになっていく…
伏線が繋がっていく、わかりやすい構成は観る者に優しい。
ただ後半からラストに向け、やたら音楽を強調してくるのに違和感が…
前半の世界観が好きだっただけに、後半はちょっと残念。
不気味な音楽の印象が強く残るミステリー映画です。
