これは良作。よい映画でした。
中盤から物語が別の視点からの解釈になるという作品は案外数多くありますが(パスカル・ロジェ監督作品等々)、この作品もそれらの例に漏れず良くまとまっています。
小物を使ってのミスリードも良く出来ていてそれがまた印象的に使われいるものだからついつい引っかかってしまう。(まぁ中には脅かすだけのダミー要素もやたらあるのですが…)
時間が短く気楽に見られるのもあって多くの人に薦められるサスペンス作品だと思います。個人的には大満足です。
ただ… ある女性の生死がとても気がかりです。
登場人物の全員に難がある作品でしたが、あの女性は比較的まともで… いや、そんなことはないか。
とは言えやはり最後に彼女が一命を取りとめたシーンが欲しかったなぁ。(そして硝煙反応というものがあるのであれでは駄目ですね。やり直しです)
