不死鳥の川

バッド・エデュケーションの不死鳥の川のレビュー・感想・評価

バッド・エデュケーション(2019年製作の映画)
3.4
ニューヨーク州ロングアイランドで全米学区ランキング第4位まで登り詰める立役者となった教育長とその同僚の、裏側で行われた杜撰な運営体制を描いた実話ベースのドラマ映画。

2022年34本目。

登場人物たちと同様に良くも悪くも軽い作品でした。外面ばかり気にしている偽善者にロクな奴はいないということを改めて胸に刻みました。

扱っている題材は実際の出来事ということもあってなかなか面白いと思うのですが、いかんせんその描写がライト過ぎて心情のオシロスコープがピクリとも動かない、そんな作品だったのが残念です。主演にヒュー・ジャックマンを据えておきながらこの軽さは何なのか。割と事実が淡々と繰り出されるだけに留まり、映画的な展開の面白みには欠けていたように思います。生徒にジャーナリズム精神を説いてしっぺ返しを食らうところだけは笑ってしまいました。

実際に教育的に貢献できる能力はあったようなので、なおのこと残念な人たちのお話でした。
不死鳥の川

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