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バッド・エデュケーションのlemmonのレビュー・感想・評価

バッド・エデュケーション(2019年製作の映画)
3.9
おもしろっ!😳。

横領はダメなんだけど、
ヒュージャックマンとアリソンジャニー演じる教員の表と裏の人間性は誰にでもある。無駄に喧嘩売っても仕方がないし、適度に媚びを売るなんてザラだ。面倒くさい奴の対処法なんてこんなもんよ。

テンポ良くこの2人の存在が皮肉にも可笑しく描かれながら物語は展開。明るみになると保身に走る様も当然っちゃー当然だけど、可笑しくて哀れだ。お互いをあっさり捨て去るあたりも笑える。

本作、ヒューとアリソンがほんと素晴らしい。
ヒューは刻まれたシワが全盛期のアクションスターの影を潜め、なんだが寂しく感じるものの、それが役に生きる。必死に若づりする様もこれまた笑える。そこでシワ取りクリーム塗ってどうすんのよ😂、とか。異常に首当たりにもシワがあったがおそらく特殊メイク?🤔。
アリソンも良いよなあ。太々しい。娘に言い放つシーンも滑稽だ。

2人がある意味強烈で、彼らを炙り出す学生新聞の編集者の存在が置物的になっているのが少しだけ勿体無いか。いや、まあただ本作は誰しもがどっちに転ぶかわからない人の”さが〝を描きたかったと捉えよう!

楽しかった!
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