カレス

すべてが変わった日のカレスのレビュー・感想・評価

すべてが変わった日(2020年製作の映画)
4.0
IMDb 6.7
ドラマ/クライム
日本語吹替
原題:Let Him Go
原作:Let Him Go (Larry Watson著 新型西部劇)

老兵の生きざまを見た

ケヴィン・コスナーが製作総指揮(5人のうち1人)なので、彼らしい映画を期待した。「ダンス・ウィズ・ウルブズ」はアメリカの荒野が美しかったが、この映画の前半ロードトリップっぽいところは期待通りだった。

Netflixの説明
今日の映画TOP10の4位
「息子の死後、その妻だった女性が暴力的な男と再婚したことを知った老夫婦。 孫息子を救い出したい二人は彼の新しい家族を訪れるが、高圧的な一家から歓迎されるはずもなく...。」

孫を守るというマーガレットの決意が固いのが分かった。我が子を守る女の決断力と頑固さは職場で見たことがある。マーガレットがジョージに計画を話すときの姿がそんな感じだった。

「エンツォ レーサーになりたかった犬」
「パパが遺した物語」
上の2作では孫に過干渉する祖父母が出てくるが、その気持ちはある程度分かる。この映画ではDV夫でDV父なので、ぼくが老夫婦の立場だったら絶対父親から引き離したいと思う。

普通の動物は繁殖できる年齢を過ぎると、じきに寿命を迎えるらしい。だが人間は繁殖期を過ぎて何十年も生きる。人の子どもは成長に時間かかるので、親だけで面倒をみるのは難しい。だから人間は長生きして孫を見守るのだ、という。これは確か科学者が言っていた。知らんけど。

原作が新型西部劇というだけあって、ほんとに西部劇だった。ちょっとクリント・イーストウッドの「グラン・トリノ」を思い出した。
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