繊細な人間の生きづらさを、クリエイティブに表現していて引き込まれた。波の音をずっと聞いているような癒しがあった。
映画は、アートとは、私にとってはそういうものだ。弱肉強食の資本主義の世界で、体と心の暴力が溢れる社会で、自分は弱いだけの存在だと思って生きている人たちを救うものだ。創造する側も、それに触れる側も、救われる。
強くならなきゃと毎日振り絞りながら生きてきて、苦しくて、でもたまにこうして、美しいものがそっと手を差し伸べる。生きていていいのだと思わせてくれる。スクリーンの向こうに、仲間がいる。
そういうことを今一度思い出させてくれた。優しかった。
最後のシーンは、吐息と空気が肌で感じられるようだった。
愛おしさ溢れる作品でした。
作ってくれてありがとう。
しかし結論、ウィルはこの仕事向いてないよね。
エマのう○ちの話は、めちゃくちゃ笑った。笑