このレビューはネタバレを含みます
地上に生まれてくるべき魂を選定する男の元へ5人の候補者がやってくる。候補者の誰が生を受けるのに相応しいか選定する中で、男は自身の存在意義について自問自答し始める。(引用Netflix)
この世界はどこに存在しているんだろう。
男が画面で見ている世界は、実際に生きてる人々の目線なのだろうか。それとも、これから生を受ける人となる候補者たちの未来を予想したものなのだろうか。でも、生を受けたことがあるとかないとかの話をしていたからそれは違うよな。
一度死の世界へ行くかどうか彷徨っている世界線なのかな。
静かで、淡くて、孤独かと思えば誰かがいて、何も感じていないかと思えば時に情熱が爆発して...
この世界で生きていくことは大変だと思う。だって、自分の決断で誰かは本当の死を迎えてしまうのだから。
画面の外から複数人の人生を見守って、小さな頃からその人のことを知って、幸せも辛さも全部目の前で見て共感して、それなのに全ての感情を受け取ることができなくて時には見逃して、その人が自分の元にやってきてしまう。
そして自分はこの先もずっとここにいるしかない。
この映画から感じるべき感情の正解はなんだろう。
いろんな人の感想を読んでみたい。