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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド/エクステンデッド・カットのtakeのレビュー・感想・評価

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最後まで話の展開や人間関係よく分からず、最後にようやく動きがあって今までのゆるい展開はこのためか、と思うしかなかった。ただ少女とのかけ合いとかの台詞は小洒落ていて好き。

「お前らさては現実だな?」「ドーナツみたいに現実だよクソッ」

「良い友達だ。」「努力してる。」等々。

シャロン・テート事件を知らなかったので、観た当初はヒッピーらが弱者として、強者たるTV俳優らにぼこされ踏み潰される資本主義構造を描いているのかと感じていた。特にレッドアップルなどのテレビCMがザ・商業、ザ・資本主義って感じがするから余計に。
鑑賞後に事件を調べてみてびっくり。捉え方が180度変わり、よりちゃんとアクション・コメディとして捉えられた。シャロン・テート役に注目して改めて内容を振り返ってみると爽やかな気分になる。現実と異なった世界を描き出せる映画の力を感じた。

現実の事件を知っただけで映画の感想が変わるのは面白いなと思った。
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