プレコップ

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド/エクステンデッド・カットのプレコップのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

エクスパンデット版を映画館で。

スクリーンではマーゴットロビーに投影されているシャロンテートが劇場でシャロン本人の出演しているシーンで大笑いしている観客を見て満足げな表情を浮かべるシーンがグッときた。ほかにもプレイボーイマンションでボブシーガーの曲にあわせて踊ったり、道中で乗せたヒッピーと仲良くなったり、産まれくる子供のために部屋を用意するなどイキイキとしたシャロンテートが見られる。

一方でクリフは第二次世界大戦時の英雄で、いくつも修羅場を経験しているので「生きてるだけで丸もうけ」みたいな感じでつねにニコニコしている。不安定なリックより悲惨な状態なのに。

何度か観るうちにそんな背景が見えてきてより面白くなった。長い上映時間も全く気にならない。

史実通りだったら意気投合できなかったはずのリックとテートがラストで邂逅するのは、やはり素晴らしい!!

サウンドトラックはほとんどがラジオで、当時のヒット曲だけでなく、KHJのジングルや天気予報、コマーシャルや時報まで含まれている。映画館でこれらの音楽を堪能できたのも良かった。

エクスパンデットのおまけ部分は、ドラマシーンの未公開バージョン、予告とCMが2本。最初のレッドアップルCMなども大満足だが、ラストはスパッとバットマンプロモーションのラジオ音源で終わる通常版の方がいいかな。
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