耐性がなく観られていない作品は多々ありますが、A24の作品が好きなんです。そんなA24の新作、じんわり沁みて、よかったっす。
未だジョーカーの強烈さが残るホアキン・フェニックスの役所が気になっていたけど、それより何より、子ども達の言葉がすべて書き残したいくらい濃かった。
実際に9〜14歳の子たちにインタビューしたというので、半分ドキュメンタリーのような感じ。子どもってこんなにも社会や世界のことを考えていたり、死生観がしっかりしていたりするんだなって驚いたし、大人の私でもここまで考えて言葉にできるかなって思った。そして、将来この子たちが絶望しない世界にしなきゃなって漠然と思った。
母親目線で作られていたらとにかく子育ての大変さが際立って辛い作品になっていたかもしれないけど、伯父ジョニーと甥ジェシーを通してだったので、子どもと過ごすことの面白さも垣間見えたような気がした。（いずれにしても大変だと思うけど…）
ジョニーとジェシーは適度な距離感でずっと繋がっていてほしい！
