もしかしたら私の知らない所で秘かに「どれだけつまらない映画を作れるかコンテスト」でも行われているのだろうか？？
それともこれがイケてる、クールな映画の新しい定義なのだろうか？
観る前は「クレイマークレイマー」の様な子育てなんてほとんどしたことがなかった父親と子供の絆を描くハートウォーミングな映画だと思っていたけど全然違っていた。
甥っ子がすごいトラブルメーカーとか精神的に少し問題があるわけでもなく割りと普通な子。
というかむしろ精神的に大人びている子。
多分映画としては子供のくせにそんな色々と感情を抑えないで自分の気持ちに素直になっていいんだよ、的なことがいいたいんだろうけどそんな子供の様子見せられたって何も楽しくない。
そして甥っ子を急遽預かることになったホアキンの方も至ってどこにでもいる普通のおっさん。
何かしょっちゅう「何でおじさんは結婚してないの？」という質問がされるがそこに特別な理由はなさそう。
これでホアキンが結婚や子供についてのスゴいコンプレックスとかあったらまだ見応えもあるんだけどその辺の掘り下げも全くない。
※途中完全に寝落ちしていたのでそういった背景が描かれていたらスイマセン。
こんな普通のおっさんと普通の子供の何も特別なことが起こらない日常を見せつけていったいどうするつもりだったんだろう。
映画の中で何がありましたか？と聞かれたら
●ホアキンの本の読み聞かせ
●毎日のどうでもいい兄妹のテレフォントーク
●ホアキンの若者への割りと普通なインタビュー
位しか思い出せない。というかよくこんだけしかない内容で２時間もたせたなー。
それでも点数を1.0にはしないで加点したのはラストのホアキンが甥っ子に送るメッセージが割りと感動的だったから。
でも冷静に考えると別に永遠の別れでもなく甥っ子なんだからその気になればすぐに会いに行けるんじゃね？なんでそんなエモーショナルな別れ方するの？なんて思ってしまった。
