人間や物事の不確実さ、人間同士のコミュニケーションの複雑さ、描かれているテーマは「ドライブ・マイ・カー」と通ずるものがあった。
日々のコミュニケーションではわかりやすさが求められるし、自分自身もそれを求めている。でも、わかりやすくしようとするがゆえに意図せず本音から離れてしまったり、抜け落ちてしまう本質があったりするのではと考えさせられた。
立場や空気を読んだり相手が求めているだろうことを想像したりして、言葉を整えることなんて日常茶飯事な気がする。たまに知らず知らずトリミングしている声の存在に目を向けてみる習慣が必要なのかもしれない。
何かしらのフォーマットに落とし込んで「残す」ということの魅力や尊さも改めて感じた。さらにA24ファンになった。
