話したところで分からない。でも、話さなければ分からない。
非常に心に沁みる作品でしたね( ´∀｀)b
全編モノクロで現代のアメリカの街並みと、そこにいる人物たちが、まるで写真展を観ているかのようなカットばかりでした。
おじさんと甥っ子のお話。
妹が子供を預けなければならなくて、それを任されたジョニー。
全く知らない仲ではなかったけれど、初めての子供との共同生活に右往左往するジョニー。
この甥っ子であるジェシーの行動が非常にリアルな子供らしいんですよね。
私も仕事で色んな子供と関わったことがありますが、何か抱えている子供というのはストレートに相談なんかしてきません。そもそも解決するのかもわからない。
でも心のモヤモヤは声や行動に出てしまう。形になっていないような形で。
ジョニーはそれを目の当たりにする訳ですが、その振り回される姿もまたリアルで、非常に共感しましたね。
さらに大人たちだって似たようなもので…
とてもゆったりとした雰囲気の作品ではありますが、かつて誰もが経験しているはずの〝子供〟を通して大人が、この先を考えさせられる良作でした◎
